お子様の年齢によって急速にニーズが変化していく部屋になります。そして巣立った後には空き部屋、物置部屋のようになる場合が多いのではないでしょうか。最近ではあまり広い部屋にしない傾向があります。
子供部屋の配置や大きさ、クローゼットの有無等はお子様の人数や家庭内での教育方針によっても異なります。また成長の過程によって子供部屋に対するニーズも変わっていくのでどこに焦点を絞るかでも家づくりの計画は変わってきます。一度じっくり考えてみてください。

教育方針
○子供の自主性を尊重するタイプ。
少しゆったりめの部屋を与えてベッド、勉強机、タンス、棚などの家具を購入し、自分の物の管理や整理整頓などをさせる。
○家族間のコミュニケーション重視タイプ
メインの居場所はリビングやダイニングとして、子供部屋は狭くベッドと小さい棚を置く程度。クローゼットは家族共用のファミリークローゼットとする。勉強もリビングやダイニングで行うことを前提に計画する。

子供部屋に置くものといえばベットと勉強机のセットになります。あとは衣服、おもちゃや本等のための収納です。
これまでは6帖から10帖の部屋を用意してこれらの家具を購入するのが一般的でした。しかし近年では子供部屋は狭くする傾向があります。4帖半でも2段ベットでベットの下に机が置けるタイプにすれば決して狭すぎることはありません。
子供部屋に勉強机を置きますか?
子供部屋は3帖ほどにして置くのはベットだけにして勉強スペースは他の場所で用意するのも良いでしょう。より集中できる場所を作ることでONとOFFのメリハリが付けやすくなります。
クローゼットは各部屋に設けますか?
6帖の部屋があってそこにベットとタンスを置くという時代ではなくなりました。1帖ほどのクローゼットを併設するか、ウォークインクローゼット(WIC)を備えることもあります。子供専用のWICとすることもあれば家族全員が同じWICに衣服を収納するということもあります。
また寝室の場合と同様に部屋の中からWICにアクセスする場合と廊下を介してWICにアクセスするというパターンがあります。後者の場合は乾いた洗濯物の収納場所が一箇所であれば負担が少なくて済むという考え方になります。前者であれば各自がそれぞれ自分のものを自分の場所へ持って帰って収納するという習慣にしないといちいち各部屋へしまって回るのは大変そうです。
家族内の生活習慣、ルールの共有が不可欠ですね。
子供部屋の配置
リビング通過型or玄関直行型
中学生、高校生と年齢が上がると徐々に家族との関わりが少なくなってしまう傾向にあります。リビングやダイニングを通過した先に子供部屋があるといったように家族がコミュニケーションを図りやすい間取りを意識したいと思うのは親心ですが、思春期の子供からは煙たがられるでしょう。
家族の関わりとプライバシー確保の比重を考えて決めてください。

<建物の間取り>
玄関 洗面室 トイレ 浴室 キッチン ダイニング リビング 寝室 子供室 和室 廊下
<建物外部>
土地 道路との関係 方位 アプローチ 外構
<部位>
屋根 外壁 窓 床 建具 階段
<その他>
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