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キッチン

住宅の中では主役と呼んでも差し支えない場になります。
毎日の家事の主戦場になるのでこだわりをお持ちの方も多いです。

住人の考え方や生活習慣によって計画は大きく左右される部門です。
まず、独立させるのか、DK、LDKとするのか。最近はほぼ後者2つのどちらかという間取りになります。DK、LDKとすると調理中に家族の様子がわかるので自然とコミュニケーションがとりやすい反面調理中の音でテレビの音が聞こえにくい等のデメリットもあります。

キッチンの形状はI型、ペニンシュラ型、アイランド型、L型、コ字型(U字型)から計画に合う選択をしていきます。費用も大きく変わるので熟慮が必要です。

冷蔵庫や電子レンジ等の家電の置き場所も「見せたい」「隠したい」によって計画は変わります。隠したい場合は家電置場に扉をつけるか、ダイニングやリビング側から見えにくい位置に家電置場を設ける等の計画をすることになります。扉をつけて隠す場合は毎回の開け閉めが面倒になることが想定されるため、開けっ放しにしていても問題なく使えるような配慮が必要かと思います。

ワークトライアング
シンク-コンロ-冷蔵庫、調理の際はこの三箇所を行き来する回数が多いため使いやすさに直結します。動線が長くなってしまうと使いにくいキッチンになってしまうので、できるだけコンパクトにしたいですね。

シンク、カウンター、扉等の素材や色は空間の印象に大きく関わる部分ですのでご夫婦ご家族間で意見のすり合わせが不可欠です。かわいい、スタイリッシュ、シックなどなど言葉だけでは伝わりにくい部分もあるのでサンプルでしっかり確認するようにしましょう。

またキッチンの設備の種類も多様なので選択肢は多岐に渡ります。電気やガスといったインフラは給湯システムや発電システムの導入の有無によっても選択肢は別れてきます。初期費用も大きく変わる部分ですのでメリットとデメリットについての検討を慎重にする必要があるかと思います。
オール電化であればIH。ガスの火力で鍋を振る調理がしたい等のこだわりがあるならガスコンロを選択することになります。また最近ではガス衣類乾燥機(乾太くん)も人気ですので合わせて考えることもあります。

食洗機についても使う人によって結果は様々です。導入したことで家事が大幅に楽になった方もいれば、結局手洗いをしていてあまり使わないという方もおられます。食洗機を使う方が手洗いよりも節水になりますし家事負担も減らせますので個人的にはお勧めします。

ゴミ箱の置場やお米の置場なども考える必要があります。パントリー(食品庫)をキッチンの隣に計画できれば言うことなしですね。